日頃より立教大学陸上競技部男子駅伝チームを応援していただき、誠にありがとうございます。こちらのページにて、東京箱根間往復大学駅伝競走予選会・本選に関する情報をまとめさせていただきます。
第99回東京箱根間往復大学駅伝競走
大会結果
【総合結果】
〈往路〉 20位 5:38:51
〈復路〉 16位 5:31:47
〈総合〉 18位 11:10:38
区間 | 氏名 | 区間順位 | 区間タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
1区(21.3k) | 林 虎大朗 ハヤシ コタロウ (2年) | 18位 | 1:04:05 | (初) |
2区(23.1k) | 國安 広人 クニヤス ヒロト (1年) | 18位 | 1:09:37 | (初) |
3区(21.4k) | 関口 絢太 セキグチ ケンタ (3年) | 16位 | 1:04:01 | (初) |
4区(20.9k) | 馬場 賢人 ババ ケント (1年) | 16位 | 1:04:08 | (初) |
5区(20.8k) | 相澤 拓摩 アイザワ タクマ (1年) | 20位 | 1:17:00 | (初) |
6区(20.8k) | 内田 賢利 ウチダ ケント (3年) | 14位 | 1:00:30 | (初) |
7区(21.3k) | 服部 凱杏 ハットリ カイシン (3年) | 14位 | 1:04:28 | (初) |
8区(21.4k) | 山本 羅生 ヤマモト ライキ (2年) | 15位 | 1:05:50 | (初) |
9区(23.1k) | 中山 凜斗 ナカヤマ リント (3年) | 12位 | 1:09:44 | (初) |
10l区(23.0k) | 安藤 圭佑 アンドウ ケイスケ (2年) | 15位 | 1:11:15 | (初) |
温かいご声援ありがとうございました。目標としていたシード権獲得とはなりませんでしたが、来年も箱根路に戻ってこれるよう部員一同精進して参ります。
エントリー
【期日】2023年1月2日〜3日【場所】大手町 読売新聞社前〜箱根町 芦ノ湖駐車場入口
【距離】217.1km(往路:107.5km 復路:109.6km)
【エントリー選手】
内田賢利 ウチダ ケント (3年)
岸本健太郎 キシモト ケンタロウ (3年)
関口絢太 セキグチ ケンタ (3年)
中山凜斗 ナカヤマ リント (3年)
服部凱杏 ハットリ カイシン (3年)
安藤圭佑 アンドウ ケイスケ (2年)
稲塚大祐 イナヅカ ダイスケ (2年)
後藤謙昌 ゴトウ ケンショウ (2年)
中田紫音 ナカダ シオン (2年)
林虎大朗 ハヤシ コタロウ (2年)
山口史朗 ヤマグチ シロウ (2年)
山本羅生 ヤマモト ライキ (2年)
相澤拓摩 アイザワ タクマ (1年)
國安広人 クニヤス ヒロト (1年)
永井駿 ナガイ シュン (1年)
馬場賢人 ババ ケント (1年)
当日は以上のメンバーより10名が出走いたします。ご声援のほどよろしくお願いします。
第99回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会
大会結果
【総合結果】
<順位> 6位
<合計タイム> 10.46.18
組・種目 | 氏名 | 順位 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
ハーフマラソン | 國安広人(1年) | 21位 | 1:03:13 | ☆関東インカレ標準突破・(初) |
ハーフマラソン | 中山凜斗(3年) | 45位 | 1:03:54 | |
ハーフマラソン | 安藤圭佑(2年) | 53位 | 1:04:03 | |
ハーフマラソン | 林虎大朗(2年) | 55位 | 1:04:04 | ☆関東インカレ標準突破・ ☆PB |
ハーフマラソン | 関口絢太(3年) | 69位 | 1:04:19 | |
ハーフマラソン | 永井駿(1年) | 97位 | 1:04:41 | ☆関東インカレ標準突破・(初) |
ハーフマラソン | 山本羅生(2年) | 143位 | 1:05:14 | ☆PB |
ハーフマラソン | 吉屋佑晟(1年) | 152位 | 1:05:22 | (初) |
ハーフマラソン | 内田賢利(3年) | 177位 | 1:05:42 | |
ハーフマラソン | 忠内侑士(3年) | 185位 | 1:05:46 | ☆PB |
ハーフマラソン | 服部凱杏(3年) | 202位 | 1:06:02 | |
ハーフマラソン | 後藤謙昌(2年) | 290位 | 1:07:25 |
沢山の温かいご声援ありがとうございました。本戦に向けてチーム一丸となって精進して参ります。
エントリー選手紹介
【期日】2021年10月15日(土)
9:35スタート
【場所】陸上自衛隊立川駐屯地〜立川市街地〜国営昭和記念公園
【距離】ハーフマラソン(21.0975km)【エントリー選手】211 金城快(4年)212 内田賢利(3年)213 関口絢太(3年)214 忠内侑士(3年)215 中山凜斗(3年)216 服部凱杏(3年)217 安藤圭佑(2年)218 後藤謙昌(2年)219 林虎大朗(2年)220 山本羅生(2年)221 相澤拓摩(1年)222 國安広人(1年)223 永井駿(1年)224 吉屋佑晟(1年)
当日は以上のメンバーより、12名が出走いたします。ご声援のほどよろしくお願いします。
第98回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会
本戦
【本戦結果】
2022年1月2日、3日に行われました第98回東京箱根間往復大学駅伝競走に関東学生連合チームとして斎藤俊輔(4年)が3区を出走致しました。
関東学生連合チーム 3区(21.4km)
斎藤俊輔(4年) 1:03:47 区間16位 (参考記録)
沢山のご声援ありがとうございました。斎藤先輩の想いを引き継ぎ、来年はチームでの出場を目指して、チーム一丸となって精進して参りますので、今後とも立教大学体育会陸上競技部男子駅伝チームの応援をよろしくお願い致します。
学連選抜チーム
先日、第98回東京箱根間往復大学駅伝競走の関東学生連合チームに本チームの斎藤俊輔選手(観光・4年)が選出されました。出走した際には是非、斎藤選手への応援をよろしくお願い致します。
第98回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会
大会結果
【総合結果】
<順位> 16位
<合計タイム> 1.53.07
組・種目 | 氏名 | 順位 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
ハーフマラソン | 斎藤俊輔(4年) | 19位 | 1.03.00 | ☆立教記録 ☆PB |
ハーフマラソン | 中山凜斗(2年) | 34位 | 1.03.29 | |
ハーフマラソン | 安藤圭佑(1年) | 77位 | 1.03.59 | ☆関東インカレ標準突破・(初) |
ハーフマラソン | 関口絢太(2年) | 87位 | 1.04.10 | ☆関東インカレ標準突破・(初) |
ハーフマラソン | 岸本健太郎(2年) | 194位 | 1.05.41 | |
ハーフマラソン | 忠内侑士(2年) | 210位 | 1.06.01 | ☆PB |
ハーフマラソン | 内田賢利(2年) | 250位 | 1.06.26 | |
ハーフマラソン | 林虎大朗(1年) | 253位 | 1.06.31 | (初) |
ハーフマラソン | 山本羅生(1年) | 257位 | 1.06.39 | (初) |
ハーフマラソン | 後藤謙昌(1年) | 281位 | 1.07.11 | (初) |
ハーフマラソン | 山口史朗(1年) | 365位 | 1.09.36 | (初) |
ハーフマラソン | 市川大輝(2年) | 372位 | 1.09.49 | (初) |
沢山の温かいご声援ありがとうございました。
エントリー選手紹介
【期日】2021年10月23日(土)
9:35スタート
【場所】陸上自衛隊立川駐屯地
【距離】ハーフマラソン(21.0975km)【エントリー選手】379 斎藤俊輔(4)380金城快(3)
381 市川大輝(2)
382 内田賢利(2)
383 岸本健太郎(2)
384 関口絢太(2)
385 忠内侑士(2)
386 中山凜斗(2)387宮澤徹(2)
388 安藤圭佑(1)
389 後藤謙昌(1)
390 林虎大朗(1)
391 山口史朗(1)
392 山本羅生(1)
当日は以上のメンバーより、12名が出走いたします。今年度は無観客での開催となりますが、ご声援のほどよろしくお願い致します。
第97回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会
本戦
【本戦結果】
2021年1月2日、3日に行われました第97回東京箱根間往復大学駅伝競走に関東学生連合チームとして中山凜斗(1年)が4区を出走致しました。
関東学生連合チーム 4区(20.9km)
中山凜斗(1年) 1:05:33 区間18位 (参考記録)
沢山のご声援ありがとうございました。来年はチームでの出場を目指して頑張って参りますので、今後とも立教大学体育会陸上競技部男子駅伝チームの応援をよろしくお願い致します。
2021/1/2
【中山凜斗より意気込み】
コロナ禍で大変な思いをされている方々、応援してくださる方々に少しでも笑顔になってもらえる走りで頑張ります。応援よろしくお願いします。
第97回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会
大会結果
【総合結果】
〈順位〉 28位
〈10人の合計タイム〉 10:54:12
種目 | 氏名・学年 | 順位 | タイム | 備考 |
---|---|---|---|---|
ハーフマラソン | 中山凜斗 (1) | 90位 | 1:03:13 | (初) ☆立教記録 ☆関東インカレ標準突破 ☆関東学生連合チームに選出されました。 |
ハーフマラソン | 斎藤俊輔 (3) | 129位 | 1:03:38 | ☆PB ☆関東インカレ標準突破 |
ハーフマラソン | 岸本健太郎 (1) | 234位 | 1:04:48 | (初) ☆関東インカレ標準突破 |
ハーフマラソン | 加藤駆 (1) | 254位 | 1:05:08 | (初) ☆関東インカレ標準突破 |
ハーフマラソン | 内田賢利 (1) | 262位 | 1:05:13 | (初) ☆関東インカレ標準突破 |
ハーフマラソン | 増井大介 (4) | 283位 | 1:05:32 | ☆PB |
ハーフマラソン | 白瀬賢也 (1) | 326位 | 1:06:19 | (初) |
ハーフマラソン | ミラー千本真章 (2) | 344位 | 1:06:37 | ☆PB |
ハーフマラソン | 石鍋拓海 (3) | 353位 | 1:06:42 | ☆PB |
ハーフマラソン | 忠内侑士 (1) | 362位 | 1:07:02 | (初) |
ハーフマラソン | 金城快(2) | 369位 | 1:07:11 | ☆PB |
ハーフマラソン | 権守遼大(1) | 373位 | 1:07:14 | (初) |
たくさんの温かいご声援、ありがとうございました。
箱根駅伝予選会に向けての意気込み
エントリーメンバーによる、箱根駅伝予選会に向けての意気込みです。是非お読みください。
増井 大介(4年)このような社会情勢の中、多くの関係者のお力添えによって、予選会のスタートラインに立てることに感謝をしています。4年生として、チームを引っ張る走りをします。
応援の程よろしくお願いします。
斎藤 俊輔(3年)去年は僅かな差で関東学生連合入りを逃したので、今年は確実に狙いに行き、個人としてのタイムを向上させつつ、チームにも貢献していきたいです。
石鍋 拓海(3年)今までの積み重ねを全て発揮できるような走りをしたいと思います。応援よろしくお願いします。
金城 快(2年)まず、この様な社会情勢の中、開催に尽力して下さった全ての方々に感謝しています。10月17日に照準を合わせて日々準備してきたので、その成果を存分に発揮したいと思います。
黒田 航世(2年)昨年はエントリーメンバーには入りましたが、当日出走できませんでした。今年こそは12人の出走メンバーに入り、個人の目標タイムである66'30"で走ってチームに貢献したいと思います!
ミラー千本 真章(2年)個人としては66分ぎり、チームとしては去年より強くなった姿を見せます!観客のいない予選会ですがチーム立教で頑張ります!
中山 凜斗(1年)初のハーフなのであまり気負い過ぎずに平常心で走れるように頑張りたいです。予選会が行われることに感謝して走るようにしたいです。
関口 絢太(1年)一年目でこのような大きな舞台で走れることに誇りを持って、チームの目標に少しでも近づける走りができるように頑張ります!
加藤 駆(1年)予選会ではチームに貢献できるように自分の強みを活かした走りをします!
白瀬 賢也(1年)初めての予選会、ハーフマラソンですがチームのために一生懸命頑張ります。
岸本 健太郎(1年)予選会開催に尽力してくださった方々に感謝し、全力で走ります。
内田 賢利(1年)まず、チームの代表として予選会を走れることをとても嬉しく思います。ハーフは初めて走りますが、日頃から私たちを支えて下さる方々に感謝の気持ちを持ち、結果で恩返ししたいです。自分が少しでもタイムを削りチームに貢献できるよう頑張ります!
権守 遼大(1年)チームに貢献するために、自分にできることを頑張ります。
忠内 侑士(1年)今回の予選会で、初めてハーフを走りますが自分の実力を最大限に発揮してチームに貢献していきます!
予選会は10月17日、9:35スタートです。今年度は感染症対策のため無観客での開催となりますが、日本テレビ(9:25~)他で生中継が行われます。
是非、ご自宅からご声援のほどよろしくお願い致します。
エントリーメンバー紹介
【期日】2020年10月17日(土)
9:35スタート
【場所】陸上自衛隊立川駐屯地
【距離】ハーフマラソン(21.0975km)
【エントリーメンバー】
増井 大介(4年)
斎藤 俊輔(3年)
石鍋 拓海(3年)
金城 快(2年)
黒田 航世(2年)
ミラー千本 真章(2年)
中山 凜斗(1年)
関口 絢太(1年)
加藤 駆(1年)
白瀬 賢也(1年)
岸本 健太郎(1年)
内田 賢利(1年)
権守 遼大(1年)
忠内 侑士(1年)
当日は以上のメンバーより、12名が出走いたします。今年度は無観客での開催となりますが、ご声援のほどよろしくお願い致します。
大会 | 往路 | 復路 | 総合 | タイム |
---|---|---|---|---|
1968年 第44回 | 9位 | 12位 | 11位 | 12:12:10 |
1966年 第42回 | 12位 | 11位 | 11位 | 12:12:43 |
1965年 第41回 | 5位 | 12位 | 11位 | 12:23:46 |
1964年 第40回 | 11位 | 13位 | 12位 | 12:14:58 |
1963年 第39回 | 11位 | 14位 | 14位 | 13:08:53 |
1962年 第38回 | 9位 | 3位 | 6位 | 12:39:40 |
1961年 第37回 | 14位 | 11位 | 14位 | 13:02:40 |
1960年 第36回 | 7位 | 9位 | 7位 | 12:31:06 |
1959年 第35回 | 6位 | 3位 | 4位 | 12:18:00 |
1958年 第34回 | 8位 | 7位 | 7位 | 12:48:05 |
1957年 第33回 | 4位 | 4位 | 3位 | 12:28:17 |
1956年 第32回 | 8位 | 7位 | 7位 | 12:35:59 |
1955年 第31回 | 9位 | 6位 | 8位 | 12:52:52 |
1954年 第30回 | 7位 | 8位 | 7位 | 12:58:49 |
1953年 第29回 | 8位 | 8位 | 7位 | 13:01:15 |
1952年 第28回 | 5位 | 6位 | 6位 | 13:16:10 |
1951年 第27回 | 9位 | 5位 | 6位 | 13:33:16 |
1950年 第26回 | 6位 | 8位 | 7位 | 13:53:58 |
1949年 第25回 | 8位 | 9位 | 9位 | 14:5516 |
1948年 第24回 | 10位 | 11位 | 11位 | 16:18:19 |
1943年 第22回 | 7位 | 7位 | 6位 | 14:35:12 |
1939年 第20回 | 5位 | 4位 | 5位 | 13:57:29 |
1938年 第19回 | 5位 | 4位 | 4位 | 13:44:27 |
1937年 第18回 | 5位 | 4位 | 4位 | 13:24:02 |
1936年 第17回 | 14位 | 8位 | 12位 | 14:50:10 |
1935年 第16回 | 10位 | 13位 | 13位 | 15:49:56 |
1934年 第15回 | 10位 | 12位 | 11位 | 15:03:39 |
大会 | 区間・氏名 |
---|---|
1965年 第41回 | 5区 浜崎真造 |
1963年 第39回 | 5区 浜崎真造 |
1962年 第38回 | 6区 瀬沼俊彦 |
1959年 第35回 | 10区 伊藤貞夫 |
1956年 第32回 | 3区 伊藤貞夫 |
1952年 第28回 | 10区 山岸三郎 |
1943年 第22回 | 1区 伊藤彦一 |
1937年 第18回 | 10区 青地球磨男 |
第45回大会以降予選会戦績
第1回 中村嘉孝さん(H21年卒)
※現立教大女子駅伝監督
2020年、創部100周年を迎えた立教大学陸上部の歴史を、これまでの立教を作り上げてきたOBの先輩方に振り返っていただき、「立教らしさ」について発信していきます。記念すべき第1回は、84・85回大会の箱根駅伝を学連選抜で出走した中村嘉孝さんです。現在は公務員として働きながら、立教大学女子駅伝監督を務められています。ご自身の学生時代を振り返り、現役学生にエールを送っていただきました。
Q:まずはじめに、陸上を始めたきっかけを教えてください。
A:小学校のマラソン大会で周りより速かったことで長距離に興味を持ち始め、中学入学のタイミングで陸上部に入り本格的に打ち込みだした。もともと走るのが好きで、小学校6年間は水泳を習っていたおかげで持久力には自信があった。
Q:数ある大学の中から、なぜ立教大学を選んだのでしょうか。A:大学では福祉の勉強や大学生らしいサークル活動、アルバイトなどがしたかったため、私立大を受験した。複数合格した中で、1番近くて自宅から通える立教大学に決めた。高校3年の夏に競技を引退し、受験勉強に専念したことでかなりのブランクがあった。入学当初は陸上部に入るつもりはなく、福祉の勉強やアルバイトなどに打ち込むつもりだった。
Q:入部するつもりはなっかたとの事ですが、何か入部を決断した決め手があったのでしょうか。A:高校の後輩のお兄さんが当時の立教大学陸上部で主将をしていたこともあり、最初は半ば強引に勧誘を受けた(笑)。以降は、長距離パートの3年生達に熱心に勧誘を受け、1度実際に見学してみると、高校の時は当たり前だった事が当たり前ではなく、指導者がいない中で学生たちで主体的に活動していることに強さを感じた。当時はSt.Paul'sフィールドはなく、もちろん寮もない。全てを学生たちが準備し、学生たちで高めあうこの環境に身を置けば陸上選手として強くなれるだけでなく、自身の成長につながると感じて入部を決めた。
Q:当時の陸上競技部の雰囲気はどのようなものでしたか?A:高校時の5000mの自己ベストが15分一桁の自分が入部すると、即Aチームで長距離部員は13人ほどで予選会にエントリーするのがやっとの状況だった。アスリート選抜入試もなく、陸上部全体の部員数でみても50人ほどだった(現在は約120人)。指導者はおらずアルバイトをしながら勉強にも励み、日によって練習場所も違うなど決して恵まれている環境ではなかったが、上級生を中心に自分たちで高めあっていた。
Q:2度の学連選抜での活動を通して何か感じたことや、印象に残っていることはありますか?A:3年時は現在青山学院大学監督の原監督が学連選抜の監督を務められた年だった。予選会での自分の個人順位は下から2~3番で、すべての練習会や記録会でアピールする必要があった。そんな中で初めての練習会で16000m+3000mという練習があり、16000mは普段の練習でやれていて自信もあり問題なく走れた。だけど、3000mでは、2000mまでは設定タイムがありラスト1000mがフリーだったが、最初の1000mから大幅に設定タイムより速く、全く対応できなかった。その時に、立教の環境では出来ていなかった、練習での競り合いや日々の練習から競争する意識の大切さに気付いた。練習以外でも、強化校の寮や練習以外の事を知り、衝撃を受けたのと同時に、立教のやり方で強化校の選手たちに勝つ事ほどモチベーションになる事はないと、自分の中でスイッチが入った。自分のやりたい学生生活をしながら、自分たちで環境を整えながらでも強化校の選手に勝てる事を自分が証明したいと強く感じた。
Q:2度箱根駅伝を走っての感想を教えてください。A:3年時は、新座キャンパスの体育館に垂幕が作られたり、とにかく学内での盛り上がりが凄かった。もちろん応援の多さもあったが、「おめでとう」ではなく「ありがとう」と言われることが多く、自分の走りがたくさんの人に影響を与えられたことに感動した。走っているときも、個人での出場ということもあり、約20km全てで立教の応援が連なっており、初めての箱根路はホームで最高の走りが出来た。4年時は、調子がなかなか上がらず、2度目ということもあり周囲からの期待が多く、嬉しい反面きついと感じる事もあったが、将来の立教のために出場しなければという使命感を感じていた。結果、3年時ほど満足に走れず、苦い思い出の引退レースとなったが、2年連続で箱根駅伝に出走したことが現在の「立教箱根駅伝2024」事業につながったと感じており、自分の走りは無駄ではなかったと振り返っている。
Q:今、ご自身の大学4年間を振り返って、自分の中で一番の転機となった時期はございますか?A:大学2年時が自分の中で1番の転機となった。1年時は受験勉強による1年近いブランクを戻すのに苦労し、合宿でケガをして一度も走れず土砂降りの中一人でウォーキングをしながら自分について考える事もあった。冬になってようやく1年間の成果が出始め、12月の記録会で5000mで初めて14分台を出した。少しずつ納得のいく走りが出来てきて、関東インカレに出たいと思うようになった。一番の狙い目は1500mだと思い、冬季から春季にかけて徹底的にスピードを磨き、期限ギリギリに標準記録を突破し、関東インカレに出場する事が出来た。次は箱根予選会で学連選抜に入る事を目標にしたが、もちろん自分のために頑張るつもりだったけど、それ以上に、入学当初からお世話になり、入部の決め手となった4年生の先輩たちのラストイヤーということが大きかった。結果的に選抜入りはならなかったが、漠然とした夢だった学連選抜が現実的な目標に変わった瞬間だった。先輩たちと必死になって目指したが叶わず、とても悔しい思いはあったが、この時の挑戦は後の自分にとってとても大切な経験だった。
Q:大学入学前の自分と、卒業時の自分の中で一番変わったことはございますか?A:目標の立て方とその目標に対してアプローチする力は身についたが、1番内面で変わったのは、感謝の気持ちを持つ事。立教の陸上部に入部したことで、当たり前のように部活動が出来る事の大変さや、自分を支えてくれる人の多さに気付けた。学生主体の部の運営に携わることでマネージャーの存在や指導スタッフ、紫聖会(OB会)の支援が当たり前ではない、そして親の支えも当たり前ではない。立教に入り、選手としてただ走っていればいいではダメで、支えてくれる人たちに感謝し、その気持ちを結果で返すことが選手の使命だと考えられるようになった。社会人になった今も、感謝の気持ちを忘れないことはすごく大切にしている。
Q:中村さんの考える「立教らしさ」とは何でしょうか。A:「学生主体」で活動出来る事。自分たちで目標を定め、自分たちで運営をし、自分たちで高めあう。言われてやっているとどうしても逃げ口を作ってしまうが、自分たちで決めた事なら続けられる。出された練習メニューをやるだけではダメで、自分自身に足りないところを考えて自分で補うことが大切。これは社会に出ても同じ。自分に合う環境を探すことも大切だが、今置かれている環境の中で自分たちの目標達成のために何が出来るか工夫しながら、自分たちのやりやすい環境に変えていくことも大切。いろいろな立場の人の意見を聴き、失敗をしながらも自分の中で最適解を探して挑戦(自己実現)できるのが立教らしさである。
Q:最後に現役学生にエールをお願いします。A:4年間という時間は短いようで長いし、長いようで短い。その時間を生かすも殺すも自分次第。最高の自分(目標)を常にイメージし、それに向けて一日一日しっかり目標をもって過ごすと、小さな差が4年間で大きな差になる。そして立教大学を卒業するときに「立教でよかった」と思えるように、自分たちの可能性を信じて頑張ってほしい!
駅伝主務 早田光佑